ネットビジネスの終わり
新聞記事をインターネットで読む、
テレビの代わりに無料動画を見る、
欲しい商品はネットの通販で購入する……。
インターネットの普及により、
私たちの暮らしは便利になった。
だが、それで本当に人生は楽しく、
豊かなものになっただろうか。
著者は次のように記す。
「誰もが自由にアクセスでき、開放された社会の
実現と言えば聞こえはいいのだが、実際には
黒字化の経営努力の乏しいベンチャー企業が
豊富な市場からの資金調達余力で既存ビジネスの
ダンピングを繰り返し、従来からある産業基盤を
緩やかに破壊してきたにすぎない」。
赤字でも存続が許される甘やかしを、
「夢」と混同してはならない。
インターネットが社会を徐々に分断化し
、破壊へと向かわせるとすれば、
それらを利用したビジネスも早晩、
社会から必要とされず、消えゆくのみである。
本書は予言の書ではない。
いま現実に起こっているビジネスにおける
地殻変動を、大局的な観点より読み解くものである。